ペナルティエリアや動かせない障害物など、救済を受ける場面でボールを正しく「ドロップ」する手順を知らないと罰打になることもあります。2019年のルール改定で手順が変わっているので確認しておきましょう。
ドロップとは
ドロップとは、救済を受けるときにボールを所定の位置に落として再プレーする手順のことです。ペナルティエリア・アンプレアブル・修理地・カート道路など様々な場面で行います。
2019年ルール改定でのドロップの変更点
| 項目 | 旧ルール(〜2018年) | 新ルール(2019年〜) |
|---|---|---|
| 腕の高さ | 肩の高さ | 膝の高さ |
| ドロップできる範囲 | 1クラブレングス または 2クラブレングス | 1クラブレングス または 2クラブレングス(変更なし) |
| 測定するクラブ | 任意のクラブ | **最も長いクラブ(通常ドライバー)**で測定 |
**最大の変更点は「膝の高さからドロップ」**になったことです。旧ルールの肩の高さより低いため、転がる距離が短くなり、より精度高く救済エリアに落とせます。
正しいドロップの手順
- 救済エリアを決める(基点から1または2クラブレングスの半円形エリア)
- 救済エリア内で、膝の高さからボールをまっすぐ下に落とす
- ボールが救済エリア内に止まればOKでそのままプレー
- 救済エリア外に出た場合は再ドロップ(2回目も外れた場合はその場にプレース)
クラブレングスとは
ドロップの範囲を決める「クラブレングス(club-length)」とは、使用するクラブの長さ1本分のことです。2019年以降は**そのラウンドで使用する最も長いクラブ(通常はドライバー)**で測定します。
ドライバーの長さは通常45〜46インチ(約114〜117cm)なので、1クラブレングスは約1.1〜1.2mが目安です。
ドロップとプレースの違い
| 手順 | 内容 | 使う場面 |
|---|---|---|
| ドロップ | ボールを落とす | ペナルティエリア・アンプレアブル・障害物の救済など |
| プレース | 指定された場所にボールを置く | 一時的な水たまり(カジュアルウォーター)・ドロップが2回とも外れた場合など |
よくある場面でのドロップ
カート道路・排水溝(動かせない障害物)
- ストロークに影響するなら無罰で救済OK
- 基点(障害物の影響がなくなる最も近い地点)から1クラブレングス以内にドロップ
アンプレアブル(打てない場所)
1打罰を払い、以下から選択:
- 前打の場所から打ち直し
- 基点の後方線上に後退してドロップ
- 基点から2クラブレングス以内にドロップ
修理地・一時的な水たまり
無罰で救済。最も近い完全な救済の基点から1クラブレングス以内にドロップ。
まとめ
- ドロップは2019年から「膝の高さ」から落とすルールに変更
- 測定のクラブはそのラウンドの最長クラブ(通常ドライバー)を使用
- 2回連続でエリア外に出た場合はプレース(置く)に切り替え
- 場面に応じて「1クラブレングス(無罰)」か「2クラブレングス(1打罰)」かが変わる