ティーショットがフェアウェイを外れると待っているのが「ラフ」。芝が深くクラブが引っかかりやすく、初心者が苦労するエリアです。正しい対処法を覚えましょう。

ラフとは

ラフ(Rough)とは、フェアウェイ(刈り込まれた芝のエリア)の外側に広がる、芝が長く刈り込まれていないエリアのことです。

コースによってラフの深さは異なりますが、一般的にフェアウェイより芝が長く、ボールが沈みやすいのが特徴です。競技では特にラフを深くしてプレーヤーへのプレッシャーを高めます。

フェアウェイとラフの違い

項目フェアウェイラフ
芝の長さ短く刈り込まれている(約12〜15mm)長い(25〜100mm以上)
ボールの状態浮いていて打ちやすい沈みやすく打ちにくい
スピン量かかりやすいかかりにくい(フライヤーが出る)
クラブへの抵抗少ない大きい(引っかかる)

ラフからのショットの注意点

フライヤーに注意

ラフでは芝がボールとフェースの間に挟まり、バックスピンが減ります。その結果、通常より**飛びすぎる「フライヤー(Flyer)」**が発生することがあります。

番手を1〜2本落とすか、スイングを抑えめにしてコントロールします。

クラブが引っかかる

長い芝がクラブをつかむため、インパクト時にフェースが閉じやすくなります。左への引っかけが出やすいため、少し右を向いてアドレスする調整が有効です。

ボールが沈んでいる場合

ボールが深いラフに沈んでいる場合は、無理をしないことが最重要です。グリーンを狙うより、まずフェアウェイに出すことを優先します。

ラフからの脱出ショット

浅いラフ(セミラフ)の場合

フェアウェイと同様に打てますが、フライヤーに注意して番手を落とします。スイングはやや急角度(ダウンブロー気味)にするとクラブが芝に引っかかりにくくなります。

深いラフの場合

  1. ウェッジ(56〜60度)を選ぶ: ロフトが大きいクラブほどボールを上に出しやすい
  2. グリップを短く持つ: コントロールしやすくなる
  3. スタンスを狭くしてボールを真ん中〜やや右に置く: ダウンブロー軌道になりやすい
  4. リストを積極的に使う: フェースがボールをとらえる前に芝がフェースを閉じないよう、手首を積極的に使ってフェースを開き気味に入れる
  5. フォロースルーは小さくていい: ラフの中では完全なフォロースルーを求めず、ボールを上に出すことを最優先にする

ラフでのコースマネジメント

**「ラフから無理にグリーンを狙わない」**がスコアメイクの鉄則です。

  • 深いラフ → フェアウェイに出す(レイアップ)
  • 木の枝がある → 低い球でクリアできる場所に出す
  • ラフ+バンカー越え → バンカーを避ける方向に出す

「1打損しても確実に出す」判断が、トリプルボギー以上の大叩きを防ぎます。

FAQ

Q. ラフからアイアンで打つとどうなりますか? A. ラフの深さによりますが、芝の抵抗でフェースが閉じてひっかけや左への球が出やすくなります。また、バックスピンが減りグリーンでボールが止まりにくくなるフライヤーにも注意が必要です。

Q. ラフでもドライバーは使えますか? A. 技術的には可能ですが、ラフでドライバーを使うことはほとんどありません。ロフトが少なくボールを上げにくいため、ラフに沈んでいる場合は特に危険です。

Q. ラフからのウェッジショットでザックリになります。 A. ラフからは芝の抵抗が強いため、普段より強くダウンブローに打ち込む必要があります。クラブを鋭角に入れることでザックリを防げます。

Q. ラフの中でボールが2つ見つかりました。どちらが自分のボールか分からない場合は? A. ボールに事前にマーキング(番号やサインを書く)しておくことで判別できます。マーキングがなく判別できない場合、どちらも紛失球として処理する場合があります。ボールへのマーキングは必ず行いましょう。

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