フェアウェイの両側に広がる、芝が長く伸びたエリアが「ラフ」です。ボールが沈んで打ちにくいだけでなく、思わぬ「フライヤー」でグリーンを大きくオーバーすることもあります。ラフの特徴と対処法を覚えておきましょう。
ラフとは
ラフ(Rough)とは、フェアウェイの外側に広がる、芝が短く刈られていない区域のことです。
- フェアウェイより芝が長く、ボールが沈みやすい
- コースによって深さ・密度が大きく異なる
- ラフの深さは「コースの難易度」を左右する大きな要素
フェアウェイとの違い
| フェアウェイ | ラフ | |
|---|---|---|
| 芝の長さ | 短く刈り込まれている | 長く伸びている |
| ボールの状態 | 地面に接した状態で見やすい | 芝に沈み、見えにくいことがある |
| ショットの難易度 | 比較的打ちやすい | クラブが芝に絡み、打ちにくい |
| 距離の出やすさ | コントロールしやすい | フライヤーや距離不足が起きやすい |
ラフから生まれる「フライヤー」現象
フライヤーとは、ラフからのショットでボールとフェースの間に芝が入り込み、スピンが減って想定より飛距離が出てしまう現象です。
- スピンがかからないため、グリーンに落ちても止まらず大きくオーバーしやすい
- 特に**短い芝のラフ(軽いラフ)**で起こりやすい
- 深いラフでは逆に距離が出ず、ショートすることも多い
「ラフからは距離が読みにくい」ことを前提に、グリーンの奥行きに余裕を持ったクラブ選択をするのが安全です。
ラフからの脱出のコツ
① ロフトの大きいクラブを選ぶ
ラフでは芝の抵抗でフェースが返りにくいため、**ロフトの大きいクラブ(番手の大きいアイアンやウェッジ)**を選ぶと脱出しやすくなります。
② ボールをやや右に置く
ボール位置を通常よりやや右(右打ちの場合)に置くことで、ダウンブローに当てやすくなり、芝の影響を減らせます。
③ しっかり振り切る
ラフでは芝の抵抗でクラブが減速しやすいため、いつもより強めに振る意識を持つとミート率が上がります。
④ 深いラフでは「出すだけ」を優先する
深く沈んでいる場合は距離を求めず、確実にフェアウェイに出すことを最優先にしましょう。無理にグリーンを狙うと大叩きの原因になります。
よくある質問(FAQ)
Q. ラフに入ったらペナルティはありますか?
ペナルティはありません。フェアウェイと同様に無罰でプレーを続けられます。ただし打ちにくいため、結果的にスコアを落としやすくなります。
Q. ラフでボールが見つからない場合はどうなりますか?
3分間(2019年改正で5分から短縮)探して見つからない場合は紛失球となり、1打罰でストロークと距離の処置になります。
Q. ラフでの素振りに制限はありますか?
通常のフェアウェイと同様にプレー可能ですが、ボールの近くで芝を不必要に押し込んだり整えたりすると、ライの改善としてペナルティの対象になる場合があります。
Q. フライヤーを防ぐにはどうすればいいですか?
フライヤーは芝の状況に依存するため完全には防げませんが、いつもより1〜2番手短いクラブを選ぶことで距離オーバーのリスクを減らせます。
関連用語
- フェアウェイ:ティーとグリーンの間に整備された、芝が短いエリア
- フライヤー:ラフから打った際にスピンが減り、想定以上に飛んでしまう現象
- ダウンブロー:クラブが下向きにボールへ入射する打ち方
- ライ:ボールが置かれている状態・地面の状況
- ピッチショット:グリーン周りから高く上げて止める短い距離のショット
関連商品
ラフからの脱出にはロフトの大きいウェッジが役立ちます。
ラフでもボールを見つけやすいよう、視認性の高いボールもおすすめです。
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