ゴルフで最も痛いペナルティの一つが「OB(アウトオブバウンズ)」です。ルールを正しく理解してスムーズにプレーしましょう。
OBとは
OB(Out of Bounds / アウトオブバウンズ)とは、コースの規定された境界線の外にボールが出てしまった状態のことです。
白杭(しろくい)や白線で示されたOBライン(境界線)の外にボールが出るとOBとなります。
OBの境界線の見分け方
OBの境界は以下で示されます:
- 白い杭(OB杭): コース外縁に打ち込まれた白い杭。杭の内側がコースです
- 白線: フェンスや壁際などに引かれた白いライン
- フェンス・壁: 施設の境界となる構造物
判定のポイント: ボール全体が境界線の外に出た場合にOBとなります。ボールが線に触れている・またがっている場合はOBではありません。
OBの罰則と手順
OBは1打罰 + 打ち直しとなります。これを「打数+1」または「1ペナルティ」と呼びます。
手順
- OBを確認する
- 元の場所(または指定の場所)から打ち直す
- 打ち直した球を第何打として数えるかを確認する
打数の数え方(例:ティーショットがOBの場合)
- 第1打:ティーショット → OB
- 1打罰が加算される
- 第3打として打ち直す(1打罰なので「1打プラス」)
つまり、ティーショットがOBだと次の一打は「3打目」からとなります。
暫定球(プロビジョナルボール)
OBかどうかわからない場合、次の打者が打つ前に**暫定球(プロビジョナルボール)**を打つことができます。
暫定球を打つ際は必ず「暫定球を打ちます」と同伴者に宣言します。宣言なしで打つと、その球が正球(インプレーの球)とみなされます。
- 最初の球がOBだった → 暫定球がインプレーになる
- 最初の球がOBでなかった → 暫定球は放棄し最初の球でプレー
ローカルルールの「特設ティー(前進4打)」
多くのコースでは、OBが出た場合にローカルルールとして「特設ティー(前進4打)」を設けています。
OBが出たホールの特設エリアから4打目として打ち直せるルールで、スループレーを維持するための措置です。ただしこれはあくまでローカルルールであり、競技によっては適用されない場合があります。
OBを減らすマネジメント
ティーショットは安全なクラブを選ぶ
OBの多いホールでドライバーを使う必要はありません。3番ウッドやアイアンでフェアウェイをキープする方がスコアメイクには有利です。
OB杭の方向に打たない
アドレス時にOB杭の方向を確認し、OB側に打ち出さないようにターゲットを設定します。
池・林の手前でも安全策を取る
池やOBの手前に刻む「レイアップ」はスコアの乱れを防ぐ重要な選択です。
FAQ
Q. OBラインにボールがかかっている場合はどうなりますか? A. ボール全体が境界線を越えた場合のみOBです。一部でも境界線の内側(コース側)にあればインプレーです。
Q. OB杭を誤って動かしてしまったら罰則はありますか? A. OB杭はコースの境界を示す人工物(境界物)であり、動かすことはできません。誤って動かした場合は元の位置に戻す必要があります。罰打はありません。
Q. カートを走行中にOBにボールが出た場合、プレーの流れはどうなりますか? A. OBが確実な場合は速やかに暫定球を打ち、コース進行を妨げないようにします。OBか否か不明な場合も暫定球を打ってから確認しに行くと効率的です。
Q. OBを打った場合、「ロストボール」との違いは何ですか? A. OBはボールがコース外に出た状態、ロストボールはボールが見つからない状態です。どちらも1打罰+打ち直しですが、ロストの場合は「紛失球」の処理を行います。
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