OBは最も大きなペナルティが発生するシチュエーションの一つです。正しい手続きを知ることでスコアの悪化を防げます。
OBとは
OB(アウトオブバウンズ)とは、コース外に出てしまったボールのことです。白い杭や白線で囲まれたエリアの外がOB区域です。
OBの確認方法
- 白杭の外側(内側はインバウンズ)
- 白線が引かれている場合は線の外側
- ボールの全部が白杭より外に出ているとOB(一部でもインバウンズならOBではない)
OBのペナルティと処置
ストロークアンドディスタンス(1打罰+距離の罰)
OBの罰則は「1打罰+打った場所から打ち直し」です。
例:ティーショットがOBになった場合
| 状況 | 打数 |
|---|---|
| 1打目(ティーショット) | 1打 |
| OBの罰則(1打罰) | +1打 |
| 3打目(同じティーから打ち直し) | 合計3打目として打つ |
ティーショットのOBは「1打罰+打ち直し→3打目」が正しい処置です。よく間違われる「2打罰で次の場所から」は誤りです。
暫定球(プロビジョナルボール)の打ち方
ボールがOBになった可能性がある場合、フィールドに出てからわざわざ打った場所に戻るのは時間がかかります。そこで**暫定球(暫定ボール)**を打っておきます。
暫定球の宣言方法
打つ前に同伴者に向けて「暫定球を打ちます」と声で宣言します。宣言なしに打つと「OBになった球を放棄した」とみなされ、その球が第2打になります。
暫定球の手順
- ティーまたは打った場所に戻る
- 「暫定球を打ちます」と宣言する
- 暫定球を打つ(1打加算)
- 前の球を探す(5分以内)
- 前の球が見つかりプレー可能なら暫定球を放棄→前の球でプレー続行
- 前の球がOBまたは見つからない場合は暫定球でプレー続行
ローカルルール:OB区域へのドロップ
多くのゴルフ場では「ストロークアンドディスタンス(打ち直し)」の代わりに2打罰でOB区域付近にドロップできるローカルルールを採用しています。
ドロップの方法(ローカルルール使用時)
- ボールがOB区域の境界を最後に横切った地点を特定する
- そこからフェアウェイ側に2クラブレングス以内にドロップ
- 2打罰加算(打ち直しより距離の損失がない分プレーが速い)
スコアカードまたはコース受付でローカルルールを確認してください。
OBを避けるコースマネジメント
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 番手を落とす | 狭いホールではドライバーを使わずアイアンで安全にフェアウェイへ |
| OBと反対側を狙う | OBが右なら左サイドを狙う |
| 刻む | OBが多いホールは2打でグリーン近くまで運ぶ戦略も有効 |
よくある質問(FAQ)
Q. 打ったボールが白杭に当たって戻ってきました。OBですか?
白杭より内側(コース内)に戻っていればOBではありません。そのまま打てます。白杭自体は動かせる障害物ではないため、ボールの落下地点がコース内かどうかで判断します。
Q. OBかどうか確認できません。
同伴者が見ていた場合はその証言が使えます。確認できない場合はボールを「紛失」として扱います。紛失球の場合もストロークアンドディスタンス(1打罰で打ち直し)です。
Q. ティーショットがOBで暫定球も打ちました。どちらで続けますか?
OBになった球が確認できれば暫定球を放棄し、ローカルルールでドロップ、または打ち直し。OBか確認できなければ暫定球でプレー続行です。
Q. OBだと思って暫定球を打ったら、実は前の球がコース内に見つかりました。
前の球がプレー可能な状態であれば前の球でプレーします(暫定球は放棄)。ただし前の球の地点より前(ホール方向)に暫定球が来てしまっている場合は暫定球でのプレーを続けます。
まとめ
OBは「1打罰+打ち直し(ストロークアンドディスタンス)」が原則です。OBの可能性があるときは必ず暫定球を打って時間を節約しましょう。コースのローカルルール(2打罰ドロップ)を事前確認することも忘れずに。