ゴルフには大きく2つの試合形式があります。日本のコースラウンドはほぼストロークプレーですが、友人間の勝負などでマッチプレーを使うこともあります。
マッチプレーとストロークプレーの違い
| 項目 | マッチプレー | ストロークプレー |
|---|---|---|
| 勝敗の単位 | ホール単位(ホールの勝ち負け) | 総打数(18ホール合計) |
| 使われる場面 | 個人戦・チーム戦・友人間 | 通常ラウンド・公式競技の多数 |
| コンシード(OK) | あり(相手が認めればOK) | なし(必ずカップイン) |
| 1ホールの大叩き | そのホールを負けるだけ | 全体スコアに影響 |
| 途中ギブアップ | あり(残りホール差が縮まらない場合) | 基本なし |
マッチプレーの勝敗の決め方
各ホールで少ない打数でカップインした方がそのホールの勝者です。
- 勝った方が「1アップ(1ホールリード)」
- 引き分けは「ハーフ(そのホールを分け合う)」→ 現在の差に変化なし
スコア表記
| 状況 | 表記 |
|---|---|
| 同点 | オールスクエア(AS) |
| Aが3ホールリード | A 3 UP |
| 残り3ホールで4アップ | 4&3(4アップで3ホール残した状態→終了) |
コンシード(コンシード=OK)とは
相手のボールが非常にカップに近い場合、「そのパットは打たなくていいよ」と認めることができます。これをコンシード(OK)と言います。
ルール
- コンシードは相手側から与えるもの(自分からもらいに行かない)
- コンシードを受けたパットは必ず入ったものとしてカウントされる
- コンシードは撤回できない
マナー
1m以内の明らかに入るパットはコンシードするのが一般的です。ただし競技の重要な場面では与えない選択も戦略のひとつです。
マッチプレー終了の条件
残りホール数より大きなリードを取ると「終了」となります。
例:
- 18ホールで残り3ホールの時点で4アップ → 4&3で終了
- 18ホールで残り1ホールの時点で2アップ → 2&1で終了
- 18ホール終了時に同点 → 延長ホールで決着
マッチプレーならではの戦略
①相手がミスした後は安全に
相手がOBや池に入れたホールは無理に攻めず、フェアウェイ中央を狙うだけでホールを取れます。
②大きなリードを取ったら守りに入る
スコアより「負けないこと」が重要です。大叩きのリスクより安全にボギーでまとめる選択がリード維持につながります。
③相手のペースに乗せられない
マッチプレーは心理戦でもあります。相手がナイスショットしても動じず、自分のルーティンを守ってプレーしましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. マッチプレーで相手がルール違反をしました。どうすればいいですか?
ルール違反はその場で申告します。マッチプレーでは「そのホールの敗北」がペナルティになる場合があります。気づいた時点で速やかに申告してください。
Q. コンシードされたボールをうっかり打ってしまいました。
コンシードを受けた後に打っても問題ありません(ただしそのストロークは公式にはカウントされません)。
Q. マッチプレーのコンペに参加しますが、ハンディキャップはどう使いますか?
マッチプレーではコースのHDCP(各ホールの難易度順位)をもとに「どのホールでハンデを使えるか」が決まります。組み合わせ表や主催者からの説明を確認しましょう。
Q. 日本のゴルフコースでよくやるマッチプレーの形式は?
「ベストボール」「フォアボール」「ニアピン・ドラコン」などが代表的です。友人同士のラウンドではホールごとに賭けをする「ナッソー」形式もよく行われます。
まとめ
マッチプレーはホール単位の勝敗を競う形式で、1ホールの大叩きがそのホールの敗北だけに収まるのが大きな特徴です。コンシードの活用と、相手の状況を読んだ戦略的プレーがポイントです。