グリーン周りからのアプローチショットが直接カップに吸い込まれる「チップイン」。狙って出すのは難しいですが、仕組みと状況を理解することでチャンスを増やせます。

チップインとは

チップイン(Chip-in)とは、グリーン周りからのチップショット(転がしアプローチ)がワンバウンドもせずに、またはバウンドしながら直接カップに入ることを指します。

一般的には「グリーン外からのショットがそのままカップに入った」場合に使われ、パーオン(規定打数でグリーンに乗ること)を逃した場面でのボギー救済や、パーセーブ・バーディーに直結する劇的なプレーです。

チップインが起こりやすい状況

チップインは以下のような状況で起こりやすいです:

状況理由
グリーンまで残り5〜20ヤード転がし距離の計算がしやすい
グリーンエッジ(カラー)付近ピンまでの距離が短く、直接届く
ダウンスロープ(下り傾斜)ボールが加速してカップへ向かいやすい
ピンがエッジ寄りボールの転がる距離が短くてすむ

チップショットとチップインの違い

「チップショット」はアプローチの打ち方の種類(低く出して転がすショット)を指し、「チップイン」はそのチップショットがカップに入るという結果を指します。

  • チップショット → 打ち方・技術の名称
  • チップイン → チップショット(または似た転がしアプローチ)でカップに入ったときの表現

チップインを増やすための考え方

ピンの手前にキャリーさせる

チップショットでは、ボールをカップの手前にワンバウンドさせ、そのまま転がってカップに向かう軌道を作ります。奥からのファーストバウンドでは転がりすぎてしまうため、常に手前から転がし込むイメージが基本です。

カップに向かって打ち切る

「入ったらラッキー」ではなく、カップを狙って強くアドレスし、ストロークを途中で緩めないことが大切です。緩みがボールのライン・距離のバラつきにつながります。

転がりの速さをつかむ

芝の種類(バミューダグラス・ベントグラス)、傾斜、朝露の有無によって転がりが大きく変わります。ラウンド前の練習グリーンで必ず感触を確かめましょう。

チップインを決めたときのスコア

チップインは打数を1打節約できるので、状況によってスコアへの影響が異なります:

  • ボギー圏内 → パー救済:グリーン外からチップインでパーを取る
  • グリーンオン失敗 → バーディー:パー5などでチップインがバーディーに
  • ボギー → パー:ミスホールを一打で取り返す

よくある失敗と対策

ショートしてカップに届かない → グリーン奥を目標にして少し強めに振る

オーバーして大きくカップを通過する → 傾斜を読む・ランの距離感を練習で掴む

方向がズレてカップの横を通過する → アドレスでフェースをカップに向けてから構える

FAQ

Q. チップインはパットでも使いますか? A. 一般的にチップインはアプローチ(チップショット)での表現です。グリーン上のパットがカップに入るのは単に「パットが入った」と表現し、チップインとは呼びません。

Q. チップインを狙いすぎるのは良くないですか? A. 狙う意識は大切ですが、最優先は「次のパットが短くなるアプローチ」です。チップインを意識しすぎて無理な狙いをするとミスにつながるので、まずカップ手前1〜2メートルに寄せることを目標にしましょう。

Q. チップインはアマチュアでも出ますか? A. もちろん出ます。プロほど頻度は高くありませんが、グリーン周りの距離感が合ってくると自然と起こります。ラウンドで複数回経験する方も多いです。

Q. ロブショットでカップに入った場合もチップインですか? A. 厳密にはロブショットでカップに直接入った場合も「アプローチがカップに入った」と表現しますが、一般的にはチップイン(チップショットでの場合)と区別してロブインと呼ぶこともあります。

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